4月 032019
 

#一帯一路 エクアドル共和国は中国の一帯一路構想に協力している南米の小さな国です。このほど、中国の出資で建設したダムが稼働から2年後、7600ヶ所にひび割れが発生していることがわかりました。 今回ひび割れが発生したコカコドシンクレア水力ダム(Coca Codo Sinclai dam)は、活火山の下に位置しているため、地質学者からはその危険性を指摘されていました。案の定、稼働からわずか2年で、数千カ所にひび割れが生じ、ダムは堆砂(たいさ)や樹木で塞がれているといいます。 当初の計画ではダムの建設によって、エクアドルのエネルギー需要を解決し、貧困からの脱出を手助けするはずでした。しかし、返って官僚の汚職腐敗をもたらし、巨額の債務を背負う羽目になりました。 現在、ダム建設に関わったほとんどの官僚が拘禁、または収賄の疑いで有罪判決を受けています。中には前副大統領や電力部門のトップも含まれています。 エクアドルは中国から190億ドルを借り入れ、大橋や高速道路、学校、ダムなどを建設しています。借金返済のため、石油の8割を安価で中国に輸出しなければなりません。 エクアドルのカルロス・ペレス(Carlos Pérez)エネルギー長官は、「中国はエクアドルからうまい汁を吸い上げている」「中国の戦略は明らかだ。他国の経済をコントロールしようとしている」と述べています。


3月 272019
 
 2019年3月27日  ラテンアメリカ, 友情

2015年、日本は中米5ヶ国との外交80周年を迎えた。 中米諸国は、主に地域内の経済統合を目的として、中米統合機構(SICA)を設立した。(SICA加盟国:エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、ベリーズ、ドミニカ共和国) 国際協力機構(JICA)は、SICA加盟国に対し、これまで教育、保健医療、防災などの共通した課題解決のため“広域協力”を展開し、人々の暮らしの改善に貢献してきた。着実な発展を遂げてきたSICA加盟国だが、社会・経済の課題は残されている。JICAは、インフラ整備、気候変動対策、環境保全、ジェンダーといった地域共通また地球規模の新たな課題解決にもSICAとの「対等なパートナー」として取り組んでいく。 これまでの日本の協力と中米各国からの期待・中米との友好関係の深化について紹介する。