3月 242015
 
 2015年3月24日  日本, 教育, 文化

「人間の壁」 昭和34年(1959)
朝日新聞に連載された石川達三の同名小説を、「鹿島灘の女」の八木保太郎が脚色し、「­荷車の歌」の山本薩夫が監督したもので、日教組を背景とした異色ドラマ。撮影も「荷車­の歌」の前田実。

監督・山本薩夫 脚色・八木保太郎 原作・石川達三
製作・伊藤武郎 制作補・宮古とく子
キャスト 香川京子・宇野重吉・高橋昌也・宇津井健・高橋とよ他

https://youtu.be/nqcCAODJKII
10月 192014
 

9月9日、国際協力機構(JICA)は、東京都からの個人防護具の寄付の第1弾として受領予定の10万セットの防護具のうち、まず、2万セットを、エボラ熱の感染が拡大するシエラレオネおよびリベリアに対して供与することを決定しました。また、JICAはこのほかにも、テント等の緊急援助物資の供与や、「封じ込め」拠点への支援や正しい知識の伝達などの技術協力による感染拡大防止への支援を行っています。

1. シエラレオネおよびリベリアに対する個人防護服の供与
JICAは、9月9日、エボラ出血熱の感染が拡大しているシエラレオネ、リベリアの両政府からの要請を受け、両国に対し、感染拡大防止のための個人防護具(個人用の防護服等)を供与することを決定しました。今回供与する個人防護具は、東京都の提案により、都の備蓄品から提供を受けるもので、JICAは、まず、両国にそれぞれ1万セットずつ、計2万セットを国際緊急援助の枠組みにより世界保健機関(WHO)を通じて供与します。これ以降の支援については、各国の状況・ニーズを確認したうえで、検討予定です。

2.その他の国際緊急援助(物資供与)
上記の個人防護具に加えて、JICAは、シエラレオネおよびリベリアに対して、感染拡大および他国への感染拡大を防止するため、下記の支援策を実施しています。

(1)シエラレオネ
感染者1,261名、死亡者491名(9月5日時点)と被害が拡大しているシエラレオネに対し、JICAは国際緊急援助として、テントや毛布など、2,900万円相当(輸送費含む)の物資供与を実施しました。9月5日に首都フリータウンにて引き渡し式が実施され、複数の診療所にて感染拡大防止に向けて活用される予定です。

シエラレオネへの国際緊急援助

(2)リベリア
感染者1,871名、死亡者1,089名(9月5日時点)と被害が拡大しているリベリアに対し、JICAはテント、スリーピングパッド等、3,000万円相当(輸送費含む)の物資供与を実施しました。9月4日に物資の保管先であるガーナのアクラにて引き渡し式が実施され、現在首都モンロビアに向けた輸送手続きを行っています。供与された物資は首都モンロビア市内および地方部の病院で活用されます。

リベリアへの国際緊急援助

3.技術協力による感染拡大防止への支援
上記1.および2.の国際緊急援助のほか、JICAは、感染拡大の防止のため、以下の支援策(合計約1.2億円)を実施中、ないしは実施を決定済みです。

(1)「封じ込め」の「拠点(※)」への支援
・ケニア政府のエボラ出血熱対策国家タスクフォースに、JICA専門家(長崎大学所属)がケニア中央医学研究所のメンバーとともに8月14日より参画。
・ザンビア大学獣医学部のエボラ診断体制整備にかかる技術指導(実施中プロジェクトを活用し、北海道大学の専門家を8月17日から21日まで現地に派遣)。   
・ガーナ野口記念医学研究所のエボラ診断体制整備にかかる機材供与(検体検査に必要な機器の増設)(9~10月予定)。
(2)国境・空港等における水際対策の強化
・コートジボワールの空港・国境地域・港にて水際対策を担う警官2100名への研修、防護服や体温測定器などの供与(国連開発計画〈UNDP〉と連携)(9~11月予定)。
・ケニアのジョモ・ケニヤッタ国際空港の検疫体制強化(検討作業に参画中)。
(3)医療機関における対策強化
・ガーナの医療従事者等に対する感染防止・検体取扱い等の技術指導(9~10月予定)ほか。
(4)正しい知識の伝達・パニック防止のための支援
・ナイジェリア:ラゴス州における医療従事者・住民用啓発パンフレット作成(9月に27万部配布)、ラジオによる啓発活動(9月予定)。
・ザンビア:医療従事者・住民用啓発パンフレットの作成(10月予定)ほか。

【画像】

【参考】日本の協力で、長年、人材育成を行ったガーナ野口記念医学研究所、ケニア中央医学研究所、ザンビア大学獣医学部が、各国におけるエボラ出血熱の「封じ込め」の「拠点」として貢献しています。その他、日本の協力で育成されたアフリカの人材も、以下の通り、各地でエボラ出血熱対策に寄与しています。

・ガーナ野口記念医学研究所のウィルス学部長(現在の技術協力のカウンターパートの一人であるウィリアム・アンポフォ氏(東京医科歯科大学卒業)がWHOの緊急委員会のアドバイザーとして貢献。
・WHO/AFRO(世界保健機関・アフリカ地域事務所)でエボラ制圧に向けた取り組みを指揮する感染症対策課長フランシス・カソロ氏は、過去、ザンビアで実施した技術協力「感染症対策プロジェクト」(1996~1999年)を通じて養成されたウィルス学者。
・ウガンダで実施中の技術協力プロジェクト「保健インフラマネジメントを通じた保健サービス強化プロジェクト」のカウンターパートであるジャクソン・アモネ氏は、WHOの下、シエラレオネおよびリベリアに派遣された医療チームを統括。ウガンダでの過去のエボラ流行への対応の経験や、JICAの協力を通じて身に付けたマネジメント・スキルも生かしつつ、流行の制圧に貢献。
・8月28日、セネガルで、JICAが実施してきた本邦研修「仏語圏アフリカ保健人材管理」の帰国研修員である仏語圏アフリカ10ヵ国の保健行政官が会議を行い、エボラ出血熱のアウトブレークに関する情報共有がなされるとともに、保健医療従事者の感染予防の重要性について議論。

このほか、アフリカ域外においても、ベトナム国立衛生疫学研究所におけるエボラウイルス感染疑い検体の診断体制強化のため、日本の国立感染症研究所の研究員を派遣予定(10月予定)。
http://www.jica.go.jp/press/2014/20140909_01.html