10月 192014
 

9月9日、国際協力機構(JICA)は、東京都からの個人防護具の寄付の第1弾として受領予定の10万セットの防護具のうち、まず、2万セットを、エボラ熱の感染が拡大するシエラレオネおよびリベリアに対して供与することを決定しました。また、JICAはこのほかにも、テント等の緊急援助物資の供与や、「封じ込め」拠点への支援や正しい知識の伝達などの技術協力による感染拡大防止への支援を行っています。

1. シエラレオネおよびリベリアに対する個人防護服の供与
JICAは、9月9日、エボラ出血熱の感染が拡大しているシエラレオネ、リベリアの両政府からの要請を受け、両国に対し、感染拡大防止のための個人防護具(個人用の防護服等)を供与することを決定しました。今回供与する個人防護具は、東京都の提案により、都の備蓄品から提供を受けるもので、JICAは、まず、両国にそれぞれ1万セットずつ、計2万セットを国際緊急援助の枠組みにより世界保健機関(WHO)を通じて供与します。これ以降の支援については、各国の状況・ニーズを確認したうえで、検討予定です。

2.その他の国際緊急援助(物資供与)
上記の個人防護具に加えて、JICAは、シエラレオネおよびリベリアに対して、感染拡大および他国への感染拡大を防止するため、下記の支援策を実施しています。

(1)シエラレオネ
感染者1,261名、死亡者491名(9月5日時点)と被害が拡大しているシエラレオネに対し、JICAは国際緊急援助として、テントや毛布など、2,900万円相当(輸送費含む)の物資供与を実施しました。9月5日に首都フリータウンにて引き渡し式が実施され、複数の診療所にて感染拡大防止に向けて活用される予定です。

シエラレオネへの国際緊急援助

(2)リベリア
感染者1,871名、死亡者1,089名(9月5日時点)と被害が拡大しているリベリアに対し、JICAはテント、スリーピングパッド等、3,000万円相当(輸送費含む)の物資供与を実施しました。9月4日に物資の保管先であるガーナのアクラにて引き渡し式が実施され、現在首都モンロビアに向けた輸送手続きを行っています。供与された物資は首都モンロビア市内および地方部の病院で活用されます。

リベリアへの国際緊急援助

3.技術協力による感染拡大防止への支援
上記1.および2.の国際緊急援助のほか、JICAは、感染拡大の防止のため、以下の支援策(合計約1.2億円)を実施中、ないしは実施を決定済みです。

(1)「封じ込め」の「拠点(※)」への支援
・ケニア政府のエボラ出血熱対策国家タスクフォースに、JICA専門家(長崎大学所属)がケニア中央医学研究所のメンバーとともに8月14日より参画。
・ザンビア大学獣医学部のエボラ診断体制整備にかかる技術指導(実施中プロジェクトを活用し、北海道大学の専門家を8月17日から21日まで現地に派遣)。   
・ガーナ野口記念医学研究所のエボラ診断体制整備にかかる機材供与(検体検査に必要な機器の増設)(9~10月予定)。
(2)国境・空港等における水際対策の強化
・コートジボワールの空港・国境地域・港にて水際対策を担う警官2100名への研修、防護服や体温測定器などの供与(国連開発計画〈UNDP〉と連携)(9~11月予定)。
・ケニアのジョモ・ケニヤッタ国際空港の検疫体制強化(検討作業に参画中)。
(3)医療機関における対策強化
・ガーナの医療従事者等に対する感染防止・検体取扱い等の技術指導(9~10月予定)ほか。
(4)正しい知識の伝達・パニック防止のための支援
・ナイジェリア:ラゴス州における医療従事者・住民用啓発パンフレット作成(9月に27万部配布)、ラジオによる啓発活動(9月予定)。
・ザンビア:医療従事者・住民用啓発パンフレットの作成(10月予定)ほか。

【画像】

【参考】日本の協力で、長年、人材育成を行ったガーナ野口記念医学研究所、ケニア中央医学研究所、ザンビア大学獣医学部が、各国におけるエボラ出血熱の「封じ込め」の「拠点」として貢献しています。その他、日本の協力で育成されたアフリカの人材も、以下の通り、各地でエボラ出血熱対策に寄与しています。

・ガーナ野口記念医学研究所のウィルス学部長(現在の技術協力のカウンターパートの一人であるウィリアム・アンポフォ氏(東京医科歯科大学卒業)がWHOの緊急委員会のアドバイザーとして貢献。
・WHO/AFRO(世界保健機関・アフリカ地域事務所)でエボラ制圧に向けた取り組みを指揮する感染症対策課長フランシス・カソロ氏は、過去、ザンビアで実施した技術協力「感染症対策プロジェクト」(1996~1999年)を通じて養成されたウィルス学者。
・ウガンダで実施中の技術協力プロジェクト「保健インフラマネジメントを通じた保健サービス強化プロジェクト」のカウンターパートであるジャクソン・アモネ氏は、WHOの下、シエラレオネおよびリベリアに派遣された医療チームを統括。ウガンダでの過去のエボラ流行への対応の経験や、JICAの協力を通じて身に付けたマネジメント・スキルも生かしつつ、流行の制圧に貢献。
・8月28日、セネガルで、JICAが実施してきた本邦研修「仏語圏アフリカ保健人材管理」の帰国研修員である仏語圏アフリカ10ヵ国の保健行政官が会議を行い、エボラ出血熱のアウトブレークに関する情報共有がなされるとともに、保健医療従事者の感染予防の重要性について議論。

このほか、アフリカ域外においても、ベトナム国立衛生疫学研究所におけるエボラウイルス感染疑い検体の診断体制強化のため、日本の国立感染症研究所の研究員を派遣予定(10月予定)。
http://www.jica.go.jp/press/2014/20140909_01.html


8月 122014
 

JICA、現地派遣のスタッフ退避 感染拡大で
2014.8.12 12:09

 西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大していることを受けて、国際協力機構(JICA)は12日までに、現地に派遣している日本人スタッフ24人を一時的に退避させることを決めた。

 JICAによると、対象は感染が確認されているギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国。農業や保健医療、インフラ整備などの技術協力事業のため、各国政府の要請を受けて専門家を派遣していた。感染リスクが高い業務に従事している人はいないという。

 JICAは世界保健機関(WHO)が8日、非常事態を宣言したことなどを受けて、同日中に退避を指示。すでに大半が西アフリカのガーナや日本に向け出国した。協力事業を再開する時期は決まっていない。

 JICAが感染症の拡大を理由にスタッフを退避させるのは異例。広報担当者は「感染リスクだけでなく、現地が混乱して安全が確保できない恐れがあり、退避を決めた」と話している。


7月 092014
 

日本支援で建設の比校舎、日の丸が韓国国旗に 台風支援の韓国軍が塗り替える?
2014.7.9 08:15 [日韓関係]
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今年7月に撮影された写真。壁に書かれた文章はフィリピンと韓国に関する内容に変わり、日章旗があった位置には韓国国旗が描かれている(提供写真)

今年7月に撮影された写真。壁に書かれた文章はフィリピンと韓国に関する内容に変わり、日章旗があった位置には韓国国旗が描かれている(提供写真)

 日本政府の支援によってフィリピン・レイテ島に建設された小学校で、「日比協力」の印として校舎の壁面にフィリピン国旗と並んで描かれていた日章旗が消され、韓国国旗に塗り替えられていたことが8日までにわかった。日本政府も確認しており、フィリピン教育省に経緯を問い合わせている。

 塗り替えがあったのは、1997年度の円借款で建設されたレイテ州パロ市のバラス小学校。複数の韓国メディアは、昨年11月に現地を直撃した台風30号の被災地に入った韓国軍の復旧支援部隊が6月下旬、「3市で復旧作業を行い、14の学校の屋根や窓を修理した後、太極旗(韓国国旗)を描いた」と伝えている。

 日本外務省は韓国の報道で事態を把握し、塗り替えを確認。通常、日章旗が描かれた看板などを取り除く場合はフィリピン側から相談があるが、今回はなかった。ほかの学校でも塗り替えがないか確認している。


1月 142014
 
 2014年1月14日  未分類, NGO・NPO, 国際協力機構

Project Cycle Management(PCM)をJICAの研修会で学んだ人が多いと思います。私もその一人です。

PCMはJICA関連のプロジェクトを立ち上げたり、NPOが海外のプロジェクト用の補助金を外務省やJICAに申請するときに必須のものです。

すでに国際標準ですね。

実際に海外NPOのお手伝いするときに非常にネックになったのが相方にJICAの補助金申請にPCMが必要なことを説明し理解してもらうことです。

PCMのパワーポイントを作成する事自体に時間がかかるし、すべて面倒です。それも日本語、スペイン語ですから。

そこで、現地で活躍する(しようとする)人が最初の第一歩を踏み出せるように、Project Cycle Management(PCM)のサンプルを修正可能なパワーポイント(リナックスバージョン、MS互換)作成して見ました。

もし、海外プロジェクトで実際に活用する希望があり、リクエストがあれば、pdfではなくパワーポイントファイルをお送り致します。

勿論商用ではありません。

元資料の出処はpdfに記載してあります。(ただし配布に何らか問題あるか、現在JICAに確認中です)

(参考)
日本語とスペイン語混在
ES_JP PCM_JICA1
スペイン語のみ
ES_ONLY_PCM_JICA1